なんかキタ

例によって仕事中に脳内に。
だからこの閃きを仕事に使えと何度(ry


籾まき、田植え、収穫、精米


悪魔に魂を売り渡すかのように、
米のためなら何でもやった。
切実な現実。彼には米が必要だった。

傾きゆく天秤
その左皿が沈みきる前に
浮き上がらせるだけのお米が右皿には必要だった。


そして、その夜も天秤は百姓を躍らせる。

男が駆け出すと木の板で小川を堰き止めた。


「うちの田園の水ならご心配なく
 既に十分すぎるほどいただいております
 ので、けれども他はこれでさようなら。


 不作だったねぇ。」


「お米さえ無事に収穫(と)れるならばそれでよい
 他の稲穂などかれても構わんわ。」
 

一度も目を合わせずに百姓はそう言った。


集った百姓たちがテーブル叩いた。

嗚呼、燃えるように背中が熱い。
男の背中には鍬が刺さっていた。

エル「ねぇ、パパ」
アビス「なんだいエル?」
エ「明日は何の日か知ってる?」
ア「世界で一番可愛い女の子の誕生日」
エ「誕生日プレゼントは真っ白なご飯がいいと思うわ」
ア「・・・今年は不作だったからね・・・(遠い目)」


そんな農村物語組曲



勢いでやった。反省はしていない(ぉ