Sound Horizon「Elysion〜楽園幻想物語組曲〜」色々考察・妄想・書き散らし2

ElysionとABYSSの世界観について
ジャケットの少女らの服装や、トラック03、09の絵本からヨーロッパ地方だと思われる。(ってか誰でもわかるなorz)
また、今作ではギリシャ神話が下地というかネタになっている様子。トラック03エルの絵本「魔女とラフレンツッエ」などに聴こえる人物名から。
時代は「魔女とラフレンツッエ」をのぞいて中世時代かと。退廃的な感じやトラック04「Baroque」から17世紀あたりかと。
17〜18世紀は名誉革命や宗教革命とかの革命がやたら多かったイメージなんですけどね。
色々な価値観が変わって(あるいは崩壊して)いっているだろうその時代だから退廃的でいて美麗な物語が出来上がったのかもしれない。
どんどん妄想できますね(爆)

Elysion〜楽園幻想物語組曲〜について
まずは今作【ELYSION】の考察。
ループ、禁忌(タブー)、ギリシャ神話がキーワードでは?
ループは今作のエル側にある歌詞の内容が同じところをぐるぐるとまわっている印象を受ける。自分の考えでは未だ明確に根拠は無いので理由はクロニカ学習帳などを見れば判るかと(爆)
自分のなかでは消化しきれていないので「これが大正解」と言えない。自分自身が納得できていないし。
タブーはABYSS側にあり、
・トラック02は過剰な兄弟愛(近親相姦)←本物の兄弟かどうかは疑問だが。
・トラック04は同性愛(百合)
・トラック06は略奪愛。←歌詞の内容とナレーションがもっとも抽象的で特定は出来ないが…。
・トラック08は嫉妬と愛憎・不倫・家族愛?←妹への嫉妬と盲目的に迷信を信仰する村人への殺意(憎しみ)。正直なところ、妹は外見的に美人だったが、それ以上に軽度の障害(脳?)を持っていたのではないだろうか?母の最期の「他とは違う」と姉の「1人ではなにひとつ出来ない」の発言より。
時代背景は中世などの比較的古い時代の片田舎の物語だろう。盲目的に迷信を信じるところ(不倫の末の解決策が魔女の火炙り。神父の”災いの血”の発言)その後の磔&火炙りから中世時代の疫病(ペストとか)や普通と違う場合の対応に似ている。
とはいえ、妹はそこまで障害はひどくないのだろう。もし、酷ければ、妹がはりつけられたことから、迷信でも信じるのだから、普通ではない=異端者・悪魔・呪われていると連想するだろうことから。
・トラック10はドメスティックバイオレンスと捨てられた女のストーカー行為(妄執?)←暴力的な彼氏(元彼氏)と新しい彼女とのラブラブっぷりに、「私のほうがペアルックで似合ってる」と無理やりにペアルックにしようと暴走(ストーカーの心理?)これでずっと同一だ。と思っていたが黒化。色的にもペアルックではなくなった象徴的な描写と、元彼氏の死亡により存命中に元の鞘に戻るという現実的な可能性も失ってしまった。
トラック44は順当でいけばABYSS側になるが、歌自体からはタブーは見当たらないが。


つか。トラック10の「何故…」から「酸素で〜」あたりは少しギャグっぽく聴こえたり聴こえなかったり。(←そうでもしないと鬱になりそうだから)